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ケーススタディ2事例で見る、ネットショップの方向性
ケーススタディ 〜 ネットショップの立ち位置を探る
“Hello!girls”の顧客ターゲットの絞り込みができました。次は競合のネットショップ(ECサイト、オンラインショップ)を見ていきます。10代・20代の女性向けフェミニン系洋服を狙う競合のネットショップを調べてみたところ、“Bye!girls”というネットショップがありました。“Bye!girls”はフェミニン系の洋服を安価で販売するネットショップを大手ショッピングモールに出店しています。“Hello!girls”と比べたところ、価格では到底太刀打ちできないということがわかりました。ショックです。しかし立ち直ってよく調べたところ、“Bye!girls”の洋服は品質があまり良くないことがわかりました。“Hello!girls”は品質なら自信があり、“Bye!girls”との差別化を図ることができそうです。ふぅーっ。顧客に対して“Hello!girls”は「少し高いけど、品質がいいお店」という立ち位置を目指します。
- 商品が高品質
- お洒落で質のいい洋服がほしい
- 商品の質が悪い
- ネットショップが使いやすい
- 高感度でお洒落なものが好き
- ネットショップが使いづらい
- ネットショップのデザインがいい
- 少し面倒くさがり屋
- ネットショップのデザインが悪い
- 価格が若干高い
- お金はあまりない
- 価格が安い
ケーススタディ 〜 競合との差別化を図りブランドを確立する
ではこの「少し高いけど、品質がいいお店」という“Hello!girls”の役割を、顧客に認知してもらい購買に結びつけるにはどうしたらいいのでしょうか。ネットショップでは実際に商品を手にとって品質を見てもらうことができません。そこでネットショップの見せ方を工夫することにします。拡大画像をつけて細部がわかるようにしたり、ネットショップ自体のデザインの質を高めて高品質の洋服を扱っているネットショップであるということをイメージづけブランディングを行います。幸い“Bye!girls”のネットショップを見ると、価格ばかりが目立ち見るに堪えないデザインのネットショップになっています。また同じショッピングモールの同業他店と入り乱れ、価格を比較するには便利だけど、どこまでが“Bye!girls”なのかわからないような状態になっています。
そこで“Hello!girls”では独自ドメインの単独ネットショップとして、デザインに凝ったネットショップとすることにします。これで10代・20代の女性向けフェミニン系洋服を買おうとしている顧客に対して、高品質な洋服を扱っているネットショップという立ち位置を獲得できそうです。さらに価格という弱みを補うために、ポイントサービスや配送料を検討したり、ネットショップの使いやすさを追求したりして“Hello!girls”をオープンさせることにしました。